結婚指輪の金とプラチナは値下がりしたのか|2026年8月の月平均は高値からプラチナ26%・金10%安いが、1年前より約4割高い(田中貴金属)
結婚指輪の素材である金とプラチナは、値下がりしたのか。答えを先に書くと、2026年の高値からは下がっていますが、1年前と比べるとどちらも約4割高い水準です。
田中貴金属工業が公表している参考小売価格(税抜・1グラムあたり)の月平均で見ると、プラチナは2026年1月の12,615円から、8月は9,278円(26.5%安い)、金は2026年2月の25,137円から、8月は22,660円(9.9%安い)でした。一方、1年前の2025年8月と比べると、プラチナは6,462円から43.6%、金は16,020円から41.4%高くなっています(割合は編集部計算・2026年9月13日確認)。
高値からの下がり方はプラチナのほうが大きく、1年前からの上がり幅はほぼ同じです。この記事では、その根拠になる月ごとの実数と、結婚指輪の価格との関係で分かっていることを並べます。価格の見通しは扱いません。
- 出典
- 田中貴金属工業「月次プラチナ価格推移」「月次金価格推移」
- 使った値
- 参考小売価格(税抜)の月平均・1グラムあたり
- プラチナ 2026年8月
- 9,278円(1月の12,615円から26.5%安)
- 金 2026年8月
- 22,660円(2月の25,137円から9.9%安)
- 1年前との比較
- プラチナ+43.6%/金+41.4%
- 確認日
- 2026年9月13日
月平均で見る金とプラチナ(2025年8月〜2026年8月)
田中貴金属工業の月次の価格推移から、13か月分の月平均を並べました。
| 年月 | プラチナ | 金 | 金はプラチナの何倍 |
|---|---|---|---|
| 2025年8月 | 6,462円 | 16,020円 | 2.48倍 |
| 2025年9月 | 6,952円 | 17,429円 | 2.51倍 |
| 2025年10月 | 8,021円 | 19,836円 | 2.47倍 |
| 2025年11月 | 7,945円 | 20,454円 | 2.57倍 |
| 2025年12月 | 9,554円 | 21,716円 | 2.27倍 |
| 2026年1月 | 12,615円 | 24,292円 | 1.93倍 |
| 2026年2月 | 10,820円 | 25,137円 | 2.32倍 |
| 2026年3月 | 10,746円 | 25,116円 | 2.34倍 |
| 2026年4月 | 10,597円 | 24,396円 | 2.30倍 |
| 2026年5月 | 10,379円 | 23,560円 | 2.27倍 |
| 2026年6月 | 9,192円 | 22,137円 | 2.41倍 |
| 2026年7月 | 8,666円 | 21,479円 | 2.48倍 |
| 2026年8月 | 9,278円 | 22,660円 | 2.44倍 |
表から分かることは3つです。
- この13か月でいちばん高い月平均は、プラチナが2026年1月(12,615円)、金が2026年2月(25,137円)で、高値をつけた月が違います
- どの月も金のほうが高く、2026年8月は1グラムあたりプラチナの2.44倍でした
- 2026年7月から8月にかけては、どちらも上がっています(プラチナ8,666円→9,278円、金21,479円→22,660円)
2026年の高値からどれだけ下がったか
| 金属 | 2026年でいちばん高い月平均 | 2026年8月の月平均 | 変化 |
|---|---|---|---|
| プラチナ | 12,615円(1月) | 9,278円 | −26.5% |
| 金 | 25,137円(2月) | 22,660円 | −9.9% |
日ごとの店頭小売価格(税込・各日9時30分公表)でも見てみます。2025年10月から2026年9月までの表示期間では、プラチナは2026年1月26日の15,292円が最も高く、9月11日は9,935円(35.0%安い)、金は2026年3月3日の29,969円が最も高く、9月11日は23,769円(20.7%安い)でした(割合は編集部計算)。
月平均(税抜)と日ごとの値(税込)は、税の扱いと集計の仕方が違います。同じ表に並べて比べることはできないので、それぞれの中で見てください。
1年前・2年前との比較(8月の月平均)
| 金属 | 2024年8月 | 2025年8月 | 2026年8月 | 1年前から | 2年前から |
|---|---|---|---|---|---|
| プラチナ | 4,549円 | 6,462円 | 9,278円 | +43.6% | 2.04倍 |
| 金 | 11,675円 | 16,020円 | 22,660円 | +41.4% | 1.94倍 |
2026年8月の月平均は、2年前の2024年8月と比べるとプラチナが約2倍、金も約1.9倍です。「値下がりした」と言えるのは2026年の高値と比べた場合で、1年前・2年前と比べれば高い水準にあります。
結婚指輪の価格とは同じ動きをしない
ここまでの数字は地金(純度の高い金・プラチナ)の小売価格です。結婚指輪の価格とは、次の点で違います。
- 結婚指輪は合金でできている——たとえば「プラチナ950」はプラチナの割合が95%、「K18」は金の割合が75%です。指輪の価格には、素材のほかにデザインや加工の費用も含まれます
- 指輪の値上げは、地金の高値と同じ時期ではなかった——2026年にブライダル商品の価格改定を公式に告知したBLOOM・L&Co.・ケイウノの3社は、いずれも4月に改定しました。プラチナの月平均がいちばん高かった1月より後です(→結婚指輪の値上げはいつから?2026年の公式の告知の一覧)
- 値下げの告知は見当たらなかった——2026年9月13日に確認した3社(BLOOM・L&Co.・ケイウノ)のお知らせ一覧に、値下げの告知は見当たりませんでした
- 先の価格は分からない——田中貴金属工業が公表しているのは過去から当日までの価格で、この記事でも将来の価格は予想しません
金とプラチナのどちらを選ぶかを価格で比べるなら、地金の1グラムあたりの値段ではなく、検討している指輪そのものの価格を、同じ日に各ブランドの商品ページで比べるほうが確実です。
よくある質問
金とプラチナは値下がりしましたか?
金とプラチナ、今はどちらが高いですか?
地金が値下がりしたら、結婚指輪も安くなりますか?
出典
- 田中貴金属工業「月次プラチナ価格推移」(2026年9月13日確認)
- 田中貴金属工業「月次金価格推移」(2026年9月13日確認)
- 田中貴金属工業「日次プラチナ価格推移」(2026年9月13日確認)
- 田中貴金属工業「日次金価格推移」(2026年9月13日確認)
- BLOOM「ニュース一覧」(2026年9月13日確認)
- L&Co.「お知らせ」(2026年9月13日確認)
- ケイウノ(K.UNO)「ニュース」(2026年9月13日確認)
本記事の価格は、上記の公式サイトの記載を確認日時点で書き写したものです。割合と倍率は、編集部が公表値から計算しました。地金の価格は毎日変わり、結婚指輪の価格とは同じ動きをしないため、購入前に必ず各ブランドの公式サイトや店頭でご確認ください。当編集部は結婚相談所・式場・ジュエリー各社の関係者ではありません。