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結婚相談所の「会員数11万人」は1社の数字ではない|IBJ加盟 約4,800社が同じ会員データベースを共有している

結婚相談所を比べていると、運営会社が違うのに「会員数◯万人」がどこも似た数字になることがあります。答えを先に書くと、それは各社が自前で抱えている会員の数ではなく、加盟している連盟の会員数です。

日本結婚相談所連盟(IBJ)の場合、登録会員110,885名を、全国4,844社の加盟相談所が共有しています(2026年9月10日に公式サイトで確認)。IBJ自身が公式サイトに、次のとおり明記しています。

IBJの会員データベースはすべての加盟相談所で共有されており、異なる加盟相談所の会員でもお見合いを組むことができます。

つまり、IBJに加盟している相談所どうしを「会員数」で比べても、差はつきません。この記事では、その根拠になる実数を公式サイトの記載のまま並べます。

IBJの登録会員数と加盟相談所数
連盟名
日本結婚相談所連盟(IBJ)
運営会社
株式会社IBJ(東証プライム上場)
登録会員数
110,885名
月間新規入会者数
6,712名
加盟相談所数
4,844社
対応エリア
全国47都道府県
確認日
2026年9月10日

登録会員数・新規入会者数・加盟相談所数は、IBJ公式サイト「数字でIBJチェック!」に2026年9月10日時点で掲載されていた値です(同ページの表記は「先月末時点」「先月実績」)。加盟相談所数は同ページの地域別グラフの合計で、編集部集計です。

「会員数11万人」はどこの数字か

結婚相談所には、大きく分けて2つの形があります。1つは自社だけで会員を抱える形、もう1つは連盟に加盟して、連盟の会員データベースを使う形です。IBJは後者にあたる連盟で、加盟した相談所は連盟の会員に対してお見合いを申し込めます。

そのため、加盟相談所が自社の紹介ページに書く「会員数」は、多くの場合その相談所が集めた人数ではなく、連盟全体の登録会員数です。IBJ公式サイトに掲載されている実数は次のとおりです。

項目実数公式サイトの但し書き
登録会員数110,885名先月末時点
月間 新規入会者数6,712名先月実績
加盟相談所数4,844社先月末時点(地域別の合計・編集部集計)
年間 お見合い成立数969,782件昨年実績
月間 お見合い成立数100,630件先月実績
年間 交際成立組数160,435組2025年実績
年間 成婚者数19,112名昨年実績
月間 成婚者数2,026名先月実績
IBJ公式サイト「数字でIBJチェック!」の記載より編集部作成(2026年9月10日確認)※スマートフォンでは横にスクロールできます

なお、成婚者数は「名」、交際成立組数は「組」と単位が違います。同じ出来事を人数で数えるか組数で数えるかで、見た目の大きさが変わります。比較サイトの数字を読むときは、単位まで見るほうが安全です。

さらに、成婚の数え方についてはIBJ自身が2通りの数字を公表しています。詳しくはIBJは成婚組数を2つ公表している|2025年の20,970組のうち、男女双方を確認できているのは10,054組で扱っています。

加盟相談所は全国4,844社ある

IBJ公式サイトには、加盟相談所の数が地域別のグラフで掲載されています。2026年9月10日時点の値を書き写すと次のとおりです。

地域加盟相談所数
北海道・東北245社
関東2,335社
北陸・甲信越159社
東海626社
関西841社
中国・四国247社
九州・沖縄・他391社
合計4,844社
IBJ公式サイト「数字でIBJチェック!」の地域別グラフより編集部作成(2026年9月10日確認)。合計は編集部集計です。※スマートフォンでは横にスクロールできます

関東だけで2,335社と、全体の約48%が集中しています。一方で北陸・甲信越は159社です。相談所の数はエリアによって10倍以上の開きがありますが、会えるお相手のデータベースは同じという点は変わりません。

だから「会員数」で加盟相談所どうしを比べても差はつかない

ここまでの事実を並べると、次のことが言えます。

  • IBJの会員データベースは、すべての加盟相談所で共有されている(公式サイトの記載)
  • 加盟相談所は4,844社ある
  • したがって、A社とB社がどちらもIBJ加盟なら、紹介の対象になる会員は同じ

「会員数が多いほうを選ぶ」という比べ方は、連盟が違う相手どうしなら意味がありますが、同じ連盟の加盟店どうしでは差になりません。比較表に並んだ会員数が各社ほぼ同じだったとしたら、それは偶然ではなく、同じ数字を引用しているからです。

なお、これは加盟相談所を否定するものではありません。データベースが同じでも、料金とサポートは相談所ごとに違います。そこが選ぶときの実際の差になります。

では何を見て選ぶのか

会員数で差がつかない以上、確認すべきなのは各相談所が自分で決めている条件です。申し込む前に、少なくとも次の4点は公式サイトか書面で確認しておくと、あとで金額が想定と違うことになりにくくなります。

  • 初期費用(入会金・登録料・活動初期費用)——名前の付け方が相談所ごとに違うため、合計でいくらかを見る
  • 月会費——活動が長引くほど効いてくる
  • お見合い料——1回ごとにかかる相談所と、かからない相談所がある
  • 成婚料——成婚のタイミングで別途かかる。金額も、何をもって成婚とするかの定義も相談所ごとに違う

結婚レーダーでは、この4点を実額で並べる記事を順次公開していきます。

よくある質問

加盟相談所によって、会えるお相手は変わりますか?
IBJは公式サイトに「IBJの会員データベースはすべての加盟相談所で共有されており、異なる加盟相談所の会員でもお見合いを組むことができます」と記載しています(2026年9月10日確認)。したがってIBJ加盟の相談所どうしであれば、紹介の対象になる会員は同じです。ただし、お見合いを申し込む相手をどう選ぶかや、申し込みの上限数などの運用は相談所ごとに異なる場合があります。契約前にご確認ください。
会員数が多い結婚相談所を選べばよいのでしょうか?
連盟が違う相手どうしを比べるときは目安になりますが、同じ連盟の加盟相談所どうしでは差になりません。IBJ加盟店の場合、掲載されている会員数は連盟全体の登録会員数(2026年9月10日時点で110,885名)であることが多いためです。
IBJには直営の結婚相談所もあるのですか?
株式会社IBJは連盟の運営に加えて、直営の結婚相談所も運営しています。会員データベースの共有については、公式サイトに上記のとおり記載されています。直営店と加盟店で料金やサポートの内容がどう違うかは、別途記事で扱う予定です。

出典

本記事の数値は、上記の公式サイトの記載を確認日時点で書き写したものです。加盟相談所数の合計のみ、同ページの地域別グラフを編集部で合計しました。数値は更新される場合があるため、申し込む前に必ず公式サイトでご確認ください。当編集部は結婚相談所・式場・ジュエリー各社の関係者ではありません。